脱正社員マニュアル

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ブラック企業に就職しても諦めるな!いつでも転職できるバトナの考え方とは?

「ヤバッ。この会社ブラックじゃん」

 

働いている会社で、こんな風に思ったとしましょう。「じゃあ転職しよう」と思っても、他に転職先がないと、留まるしかありません。 

 

終身雇用が崩壊した現代、働くうえで大切なことは、会社にしがみつくことではなく、いつでも転職できるように自分を高めることのように思えます。

そして「転職先の選択肢をできる限り多く持つことが大切だ」というのが今回の話です。

 

目次

足元を見られたら終わり

「その知識は、他の会社で使えないから転職できないでしょ」と思われてしまうと、まさに足元を見られてしまうのです。これまでは終身雇用が前提でしたが、これからはそうも言っていられません。

社員の解雇規制も緩くなり、クビにしやすくなっていくでしょう。また給料の引き下げも、より簡単になっていくと予想されます。

引用『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話

 

会社としては、同じ仕事なら安い給料で働いてくれることに越したことはありません。会社から「この人は他の会社で通用しない」と思われれば、悪い労働条件をふっかけられるかもしれないという話です。

 

仮に「いま勤めている会社以外でも働ける」という能力があれば、悪条件を提示されても困らずにすみます。

こういう複数の選択肢をもつ考え方を「バトナ」といいます。

バトナについては、『武器としての交渉思考 』を参考にしています。

 

プロ野球でみるバトナ

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バトナ(BATNA)とは、Best Alternative To a Negotiated Agreementの略で、頭文字をとった言葉です。

「相手の提案に合意すること以外の選択肢の中で、いちばん良い選択肢は何かを考える」という意味です。

要は、複数の選択肢を持つことで、それらを比較し、自分に有利なものを選ぶことができるというのです。

 

バトナの考え方は、プロ野球の世界を見ていればよくわかります。

プロ野球選手は、毎年シーズンが終わると契約更改します。今年度の成績で、来年度の年俸が1000万円上がったり、逆に500万円下がったりしていますよね。


たとえば、ある選手が、現状5000万円の年俸で契約しているとします。これを年俸1億円にしてほしいと考えているとしましょう。
この選手が、「別に、ここじゃなくても他の球団に取ってもらえるから」とわかっていれば、強気に年俸アップの交渉できます。

これが選手側からみたバトナです。

 

ではチーム側からみたらどうでしょう。

武器としての交渉思考 』では、「相手のバトナを考えることは、自分のバトナを考えるより重要だ」と説いています。

相手のバトナとは「交渉が決裂したらどうなるかを考えること」「相手が自分と合意しなければ何が起こるのか」「相手に他の選択肢があるのか」これらを考えることです。

その上で、年俸に納得のいかない選手側が「ウチが年俸1億円を出してくれないなら、ライバルチームに行きます」と言い出したらどうなるでしょうか。
チームにとって、彼がエース級の選手で、他に変えがいない選手だとします。

エースの選手が、他チームに取られてしまうと「自分のチームの弱体化とライバルチームの強化」その両方につながるわけです。

チーム側は、年俸1億円払ってでも引き止めるのか、それとも「いまは若手選手も育ってきてるし、彼を失ってもなんとかなる」 という別の選択肢があるのか。

これがチーム側からみたバトナとなります。

 

ブラック企業に就職しても困らないために

こうしてみると、バトナの考え方は実生活に応用できます。それが先に話した仕事の例です。

 

「この人はどうせウチの会社を辞めないな。というより辞められないだろ」と思われてしまうと、ドンドン環境を悪くできます。


一方、ふっかけられた側の労働者も、「今の会社を辞めてしまうと、路頭に迷う」という状態だと、労働環境が悪くても、いまの会社にしがみつくしかなくなります。
自分は他に行けないことはわかっているので、条件を飲まざるを得ないのです。

「今の会社に勤められなくなっても困らないように、自分を高めていくことが大切なんだ」そう思ったバトナの考え方です^^