僕は、非正規雇用のコールセンターに勤める30代。独身の男。もちろん未婚。
そもそも結婚なんて、夢物語という現実を突きつけられた。
その話はコチラで→同僚の女性に「結婚するなら旦那が非正規雇用じゃイヤじゃない?」といわれたんだが… - 脱正社員マニュアル
仕事の定時は18時。僕は、定時に帰るつもりだった。
特に仕事も立て込んでなかったし。
ところが17時30分。上司に声をかけられた。
上司「コールセンターの電話応対の研修やるから、向こうの会議室に集まって」
僕は(ハッ?いきなり何いってんの?)と思った。
研修をやるなんて、今の今まで聞いていない。
そもそも、定時で帰りたい。
今から研修などやろうものなら、残業確定だ。
(行きたくない。でも仕方ない。)
文句を言っても断れるはずもなく、渋々会議室へ。
しばらくすると研修担当者が入室してきた。
この人は、30歳前後の女性。
僕が勤めているコールセンターは、クライアント先に常駐しているため、研修担当者は、クライアントさんの社員だ。
彼女から、驚きの言葉が。
研修担当者「先程、課長言われたので、研修します。資料はこれです。
これを私が読んでもいいですが、眠くなるだけだと思うので、皆さんから今日の議題について質問ありませんか?」
僕(えっ、いきなり丸投げ?研修ってそんなもんじゃないでしょ?)
そう、お察しの方もいるだろうが、今回の研修の構図はこうだ。
【16時30分ごろ】突然クライアントの課長が、電話応対の研修やると言い出した。
【17時すぎ】僕の上司に、研修に参加するよう指示を出す。自分の部下に研修を行うよう指示を出す。
ここで大事なことは、「電話応対の研修をやれ」と指示を出しただけで、具体的に何を話すか丸投げ。
【17時30分】結局、皆が上司の指示で仕方なく、形式的な研修を行う。
【19時 研修終わり】結果、無駄に残業。人件費、電気代もろもろ全てがムダ
サラリーマンってこんな無駄な研修や会議が大好きだよね。
これで、仕事をしてるつもりなんだろう。1円の利益にもならんことを。
「仕事をしたつもりーマン」とでもいうべきか。
こんな無駄なことをするくせに、コピー用紙を削減しろだの、印刷するときのインクを薄くしろだのって…。
言うなよって。
薄くなってんのは、お前の頭の方だよって。
仕事をしたつもリーマンのクライアントの課長よ。
せっかく会社で利益を出しても、経費削減してもね。
最も削減しないといけないのは、利益につながらない仕事なのだよ。
これを無くさない限り意味がないんだ。
結局、研修は1時間半たっぷり続きましたとさ。
参加者全員の時給に換算すると、約8,500円。
これ全部が無駄!ムダ!!
むだなんだって!課長さんよぉ!!
ここは、非正規雇用が集まるコールセンター。
ここが人生の最果てなのか。